「パンと牛乳は今すぐやめなさい!」が伝える太りやすいパン

ブックレポート

ふわふわ、もちもちの正体

ふわふわなパン、もちもちなパン。

どちらも想像するだけでよだれが出てきちゃう。

筆者も一時はトーストしないでふわふわな状態で食べる食パンが大好きでした。

ではこの人を幸せにする食感、何でできているか知っていますか?

それは「グルテン」です。

これは小麦に含まれているグリアジンとグルテニンというタンパク質が

水を加えてこねることでくっつきできるたんぱく質のこと。

グルテンが生み出す食感はもうみんな大好き。わたしも本当好き。

でも、人気者には裏がある・・・。

ふわっもちっはお腹をおおきくする。

要するに、グルテンは太らせます。特にお腹。

なぜお腹名指しなのかというと、内臓脂肪がつくから。

これ結構大事。

内臓脂肪は腸の中にできるもので、

炎症を進めたり、動脈硬化をすすめる物質を出す

非常に危険なものです。

ではその危険な内臓脂肪がつくメカニズムを説明しましょう。

私たちはよろこんでふわっもちっを食べるけれども

実は、体の中ではうまく消化ができていません

(人間はもともとグルテンを消化しにくい)。

そのため、消化できなくて残ったカス”未消化物”が腸の中に残ります。

ここから著書の表現をまねすると、

体は自分にとって不要な未消化物を倉庫に保管しようとします。

この倉庫が、ズバリ内臓脂肪(腸の中にある脂肪)になるのです。

つまり、パンを食べ続けると、腸の中に倉庫(内臓脂肪)がたくさんできてしまうのです。

お腹の中で増える倉庫・・・。

想像しただけでしんどくなりますね。

みんな大好きがゆえに、進化してしまった小麦

残念ながら悪いニュースが続きます。

みなさんが小麦またはパンを売る人だったら。

どんな小麦粉を求めますか?

パサパサなパンができるもの?

それとももちもちしたパンができるもの?

求められる(売れる)パンを作れる小麦粉がいいですよね。

そう、今の小麦はみんなにモテたいがために進化を重ね、

ふわふわ、もちもちがより感じられるようにできています。

つまり

グルテンができやすい小麦を使っているのです。

つまり

より消化しにくい、倉庫ができやすい小麦が作らているのです!!

商業の強さたるや・・・。

グルテンの脅威は続く

今回はグルテンにより、健康に危害を加える内臓脂肪が付きやすいということ、

日本はその人気によりグルテンを多く含むパン・小麦粉が多い事を説明してきました。

実は、グルテンの脅威はまだまだ終わりません。

次回以降、グルテンが引き起こす病気、そしてその中毒性などを

解説していきたいと思います。

▼今回の内容は「パン戸笈雄は今すぐやめなさい!3週間で体が生まれ変わる / 葉子クリニック院長 内山葉子著」を参考にしています。

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