脳神経外科医が教える、誰でもできる糖質制限のはじめ方

ブックレポート

糖質制限のステップとして①糖質とはそもそも何か②糖質制限で気を付けるべき栄養素についてお話してきました。

相手を知り注意すべきこともわかったところで、実践方法について紹介しましょう。

やることは、食べる順番を変えるだけ

まずやることは、食事内容を変えることではありません。食べる順番を変えることです。意外だったでしょうか?しかし非常に理にかなっています。

小難しい話の前に、そのやり方をご紹介します。

①タンパク質(肉・魚)を食べる

②野菜を食べる

③糖質(ごはん・パン)を食べる

この順番には2つのポイントがあります。

・必要な量が多いものをより吸収しやすいようにする

・血糖値の上昇をゆるやかにする

野菜を先に食べる方法もありますが、それでは大事なタンパク質の吸収を妨げてしまいます。

なぜならば、野菜の食物繊維は大腸まで消化されないからです。

消化されない食物繊維がタンパク質の消化吸収を邪魔しちゃうんですね。

だから、食物繊維を含む野菜の前にタンパク質を食べることが重要になります。

次はよく噛むこと

これまた食事内容ではないという。笑

でもこれも、すごい重要。

私が病院でお話している患者さんも、ほとんどが「食べるの早いです・・・」とおっしゃいます。

なぜ噛むことが重要なのか。

・小さくなることと唾液が出ることで消化吸収がしやすくなる

・満腹神経が働いて食べすぎを防げる

・副交感神経が優位になってストレスが軽減する

こんな効果があります!!

ただ噛むだけなのに、侮れない!!

目安は1口に20回です。普段噛む習慣がない人にとって、最初はもどかしいと思います。口に入れたら箸をおく、好きな歌に合わせて噛む等工夫してみましょう。慣れれば全然苦じゃないし、むしろより味わえるようになります。

小さいけど大きなこと

食べる順番を変えること・よく噛むこと、意識をすればだれでもできます。

でも、意識しないと続けられません。

だからこそ、できることからトライしていきましょう。

食べる順番も、噛むことも続けられれば必ず変化があります。

習慣になるまで頑張りましょう!!

その後の糖質制限は、人によって異なります。

石原先生は血液検査をおすすめしてますが、なかなか難しいと思います。

糖質を食べる量を減らす場合は、

少しずつ減らして自分の変化を観察していきましょう。

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