私牛乳飲めないんだよね
給食の牛乳が飲めない子が、牛乳が苦手だと言って
牛乳大好き勢にあげたり、時には牛乳をかけたじゃんけんをする。
日本人の95%が経験する出来事だろう。笑
でもこれは、クラスでもせいぜい4~5人の話だった。
これが日本人の8割に当てはまるというから衝撃である。
そもそもお腹がゴロゴロするとは
これは”乳糖不耐症”と呼ぶ。
牛乳は5%前後の糖質が含まれているが、
そのほとんどが”乳糖”という乳製品特有の糖でできている。
そして、この乳糖を分解するには”ラクターゼ”という酵素が必要
(乳糖専用包丁みたいな)。
ただ日本人の多くはこのラクターゼを持っていないため
牛乳を飲むとお腹がごろごろするが多い。
これはあくまでも”糖”の話で
たんぱく質を攻撃しまくる”アレルギー”とはまた別なので要注意!

現代の牛乳の真実
さてさて、ここからが本題。
現代の牛乳の真実。
それは、「昔と今の牛乳は違う」ということ。
ここでいう昔は、牛乳が日本に伝わった6世紀ごろから牛乳が大量生産される
前の1800年代までを指す。
昔と今の違いは”加熱殺菌”をしているかどうか。
大量生産され始めたころから、牛乳の加熱殺菌がされるようになった。
120℃~130℃で2~3秒加熱する超高温殺菌から
62℃~65℃で30分加熱する低温殺菌と種類はあるが、
どれも牛乳のたんぱく質が壊れる60℃より高い。
衛生上大事な加熱殺菌だけど、
栄養素の面で言うと
ビタミン・ミネラル、
そして消化に大事なラクターゼが壊れてしまうという
なんとも残念な結果になってしまうのだ・・・。
悲しい・・・。
日本人の8割は乳糖不耐症。
悲しい・・・(2回目)。
私自身、学校で牛乳毎日飲めてたし、お腹ごろごろならなかったし
乳糖不耐症じゃないと思いこんでいた。
でも、乳類での成長が終わる2歳を過ぎると、
乳糖を分解できなくなっていくのだ。
(赤ちゃんは乳類で成長するため分解する力を持っている)
日本人は便秘になりやすい為、
本当は胃腸に負担がかかって下痢っぽくなっているのに
「便秘が改善した」と勘違いしている人も少なくないという。
胃腸がダブルアタックされているとも知らず、
健康にいいと思って牛乳を飲んでいるのはもう悲劇でしかない。
チーン・・・。
悲しすぎ・・・・・・。
慢性的な下痢や胃腸の調子が悪い人は
ぜひとも牛乳をいったんお休みしてみてほしい。
慢性的な不調は、いつもの習慣が原因の可能性だってある。
以上、「パンと牛乳は今すぐやめなさい!3週間で体が生まれ変わる
内山葉子著」のブックレポ②でした!!